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廃れゆく制度(システム)

朝市についてお話ししてみようと思います



私は平日の早朝に起きて 朝市に出店しています🌄



正確には六歳市といい


2と7のつく日(2,7,12,17,22,27日) や


3と8のつく日(3,8,13,18,23,28日)


といったように5日おき


月に6回開催される朝市です



たまに 週末にかかる時もありますが


だいたいは平日の朝に行われます🎪



歴史は古く 鎌倉時代から始まっているとのことです


新潟県では川沿い、ウォーターフロントに沿って🛶🚤


発展していったという歴史があります


現在でも県内60カ所くらいで 朝市が開かれているそうです



1970年から80年代にかけてがピークで


100店舗以上も軒を連ねていたそうです⛺🏕️



私も幼い頃 平日の朝に朝市に行った記憶があります


すごく賑やかだった印象が残っています 🧑‍🤝‍🧑


地元の野菜農家、魚屋、お菓子


衣料や雑貨なども売っていました👕🧥




現状はまだ定期市として開催されていますが


燕では十数店舗が残っています


天気の悪い日は☃️


ほとんどお客さんがいないような日もあります



それでも 出店者は大雪であろうと


槍が降ろうと必ず出店します🧒🏻


それはお客さんとの信頼関係を築くためでもあります


当てにして買い物に行ったのにいなかった・・


となったら次からはお客さんは違うお店に行ってしまうからです



そうした 厳しい現状の中


出店者もお客さんも高齢化が進み


徐々に規模が縮小していっています・・



まだまだ元気なおばあちゃんが野菜を販売したりしていますが


どうしても平日の朝だと


お客様も限られた人しかやってきません



それ以前に朝市というシステムがあるということを


知らない人の方が多いのかもしれません


特に情報発信をしているわけでもないですし


人目につくということもありません



今の子供たちはほとんど👧🏻👧🏻👦🏻


この朝市が行われていることを知らないんじゃないでしょうか・・



そして小売業の業態も


数十年で全く変わりました



コンビニエンスストアやディスカウントストアが多くでき


そして郊外に大規模なショッピングモールができたことで🏙️


消費者の行動パターンが変わりました


家族で車で郊外に行けば🚗🚘


1日そこで遊んで食べて買い物できてしまいます



そして朝市は露店なので


天候に大きく左右されます


雨が降ったり寒かったり暑かったりすると


極端にお客様 減ってしまいます🥵🥶



昨年の夏は暑くて外出規制がかかったりもしました


高齢者にとっては特に危険です☀️☀️☀️





逆に朝市にしかない良いところも もちろんあります


何と言っても 野菜の生産者が販売しているので


新鮮で安いんです🍅🍆🥒



また出店者とコミュニケーションして


値切ったりすることで安く買えることもあります



大抵の場合は消費税分


端数は10円単位で切り捨てたりもします🪙



出店者にとっても数百円から高くても1000円ほどで


出店できるので


私のように自分の店舗がない事業者にとって


経費がかからないというメリットもあります🏚️





こうした伝統文化を守っていくというのは


次の世代にとって使命でもあり 大切なことだと思います



が、一方そのエネルギーを違うところに向ければ


もっと新しいものが生まれたり


発展するということもありえます💻



不要なものや合理的でないものは淘汰されていく・・


というのは資本主義社会において自然な摂理です



この30年に渡って


日本経済が発展しなかったのは


ゾンビ企業がいまだに生き残っていたり


不要な制度・古いシステムが改善されなかったり ・・


というのも原因の一つだと考えられます




どちらにしても結論は出ない話ですが


決めていくのはやはり人間の消費行動=マーケットになります



お客様に不要だと思われたり


または知ってもらう努力をしなかったりすれば


マーケットから消えていくのは当然です



いい時だけいい思いをして


変わらなければいけない時なのに


昔の良かった時代の思い出を


今だに踏襲し続けている・・



朝市=市場=マーケット=日本経済


規模の違いはあれ


どこか根底でつながっている気がします


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